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バルトレックスはゾビラックスのプロドラッグ

錠剤を口に入れる女性

帯状疱疹やヘルペスの薬として代表的なものにバルトレックスやゾビラックスがあります。
どちらもヘルペスウイルスの増殖を抑えることで症状を緩和し治療する薬です。

ゾビラックス錠は1988年ごろから広く使われてきました。
そして2000年頃にゾビラックスのプロドラッグとしてバルトレックスが発売されたのです。
プロドラッグとは、その成分自体は効果がないかあるいは効果が非常に弱いもので、体内に入って分解したりする事で効果を発揮する形に変わり、病気を治療するものの事です。

バルトレックスが発売される前まではゾビラックスが広く使われて効果を発揮していました。
非常によく効くため評判も良かったのですが、指示通りに飲めない、飲みにくいという欠点がありました。
ゾビラックスは1日に5回の服用が必要だったのです。
なぜ5回も飲まなくてはならないかというと、ゾビラックスは分解が早いというのが理由です。
400mg錠を2錠ずつ5回服用するとなると飲み忘れが出てきたりする人が多く、十分に効果が発揮できなくなるケースが見られました。

そして10年以上たったのち、バルトレックスがゾビラックスののプロドラッグとして発売されたのです。
バルトレックスはゾビラックスと似た構造をしており、化学式で見ると長い尻尾のようなものがついた構造になっています。
これが体内に吸収され、分解するとこの長い尻尾部分が分解を受けます。
分解されたことによって、バルトレックスはゾビラックスの主成分であるアシクロビルへと形を変えるのです。
体内でアシクロビルに分解され、ヘルペスウイルスの増殖を抑える働きをします。
この分解されたアシクロビルはその形で代謝されるため、体内で効果を発揮する時間も長くなります。
そのためバルトレックスは1日3回の服用で十分な効果を出すことができるのです。